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第10話です。
更新しないつもりもないのに気づけば更新していないというか、
最近は問題編が終わると答え合わせを待たずして、
金田一脳が漫画脳に切り替わって「更新しなくてもなんとなく大丈夫」との戦いになります。
そんなわけで、「内線電話の指紋が決定的証拠」とうのは、成程~という感想ですが、
その前に今確信できたたというか、今さとう先生の作画の状態がすごいいい感じじゃないでしょうか。
吸血鬼伝説殺人事件で探偵学園Qに引っ張られたあたりから
クセのある方向に向かって、雪霊伝説殺人事件あたりが最悪だった気がしますが、
そこからすこしずつ好転していって、吸血桜殺人事件現在、気づけば
金田一のかっこよさや美雪の可愛さが魔犬の森あたりの好みの範囲に戻っているように感じられました。
豹変した葉崎の顔芸もキレがよいいし、忌まわしい記憶の扉が開かれるシーンの
大ゴマには久々に悲劇の物語に没入させる吸引力がありました。
これでもう少し問題編で葉崎を金田一と仲良くさせたり、
敷島と恋の予感を感じさせたりと存在感を出させていたら
落差が大きかったんじゃないかと想像するとちょっと惜しい気持ちになります。
過去犯人が母を殺したという流れで、明かされる動機は
身勝手なものになると予想され、
金田一の犯人は同情できるかできないかでよく語られ、
今回は同情できない犯人の方に向かっているような気がしますが、
同じイニシャルを片っ端から手にかけようとした遠野、
勘違いで妹を手にかけた不破、育てた子供を切り捨てた紫乃さん、
変な方向にスケールの大きな三井文也など、
身勝手だったり狂気じみている犯人が結構好きなんですよね。
同情できない犯人バッチこい、と思えるくらいに
第10話は引きが強かったですね。
葉崎の独白とフォロー、鬼方桜柳関係の伏線回収で
あと2話ありそうといったところで
第11話に続きます。
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